大学院卒の就活!高学歴の皆さまに伝えたいこと

不景気のあおりで就職氷河期と呼ばれた時期も過ぎ去りましたが、
まだまだ新卒の就活も厳しい状況が続いています。
そんな中、特に厳しいのは大学院まで進学した場合の就活です。
どこが厳しいのか、どんなことに気をつけたらいいのか、
様々な地点を分析してお伝えしたいと思います。

大学院卒は欲しくない?会社側の意向を考える。

給与面について。

年齢によって給与の基準が決まっている会社などではよくあることです。
4年大学や短大の新卒生と同じ条件で入ってくるのであれば、
安い給与で勤め始めてほしいと思うのは当然です。
仕事ができない人間に高い給与を払いたくないのは当然の心理です。

年齢について。

特に女性の場合は気にされる場合が多いです。
それは結婚や出産など、人生のイベントが仕事にかかわることが多い為です。
せっかく入ってきてもらったのに、すぐに辞められることがあっては
会社としても特にならないという考えからです。
結婚も出産もその人のタイミングではありますが、年齢が高ければ、
結婚や出産などのタイミングも近いのではないかと考えられるのも無理はありません。
面接などでいくら「結婚後や出産後も働きたいです」と言っていても、
いざその状況になって変わってしまう、変わらざるを得ない状況に陥るというのは否めません。

学歴を持つということ。

こちらはあまりないのですが、「自分より高学歴の部下を持つと仕事がやりにくい」
という考えを持った人もいるようです。
卒業したばかりの若造に「もっとこうしたほうがいい」と進言されるのはあまり面白くない、
ましてそれが正論であったとき、その不快感は増すばかりです。
生意気を言わないように空気を読めば問題ないのかもしれませんが、
「高学歴は生意気を言う可能性がある」と思う人もいるようです。

どうやって選ぶ?就職先の選び方。

中小企業を選ぶときに起こりうること。

大学院卒や偏差値の高い有名大学卒で中小企業の面接を受けるとかなりの高確率で
「こんなにいい学歴なのになんでうちなんか受けたの?」と聞かれることです。
企業の大きさなど気にせず、その会社に魅力があるから希望しているにもかかわらず、
そのように言われることはしばしばあります。
面接などで志望動機を聞かれるときに併せて聞かれる内容の一つなので、
志望動機に他の人とは違うひとひねりが必要になってきます。

大企業、学校などへの就職。

大企業の研究所や大学や学校の講師などへの就職が手っ取り早いこともあります。
ゼミでしっかりと活動をしていれば、そういったお話をもらえることも多いです。
その場合は、自分の学んだことをしっかりと活かしたお仕事に就ける上に、
自分自身の研究も続けられることが多いです。
しかし、その反面、研究内容だけの世界に生き続けることになります。
人によってはいわゆる「社会の荒波にもまれたほうがいい」という考え方もあります。
その両側面を冷静に見て判断してもらいたい進路です。

なかなか内定がもらえない!そんな時は…?

思い切って方向転換をしてみる。

例えば企業就職を希望している場合は、職種を変えてみることはもちろんですが、
公務員試験や教員採用試験に方向転換することを検討することも大事です。
面接などだけでは判断できかねますが、どんなに自分がやりたいと思っていても、
適性が高くないとどの企業からも判断されて、内定が決まっていない可能性もあります。
適性はないがイチから育てたいといった親切な企業に会えるまで就活を続ける選択もあります。
しかし、時間は限られています。
時には思い切った判断を下すのもまた、一つの選択ということを頭に入れておいても損はありません。

公務員試験、教員採用試験は面接なども対策が必要ですが、
筆記試験の対策のほうが大変です。
もし切り替える場合には早めに切り替えるか、時期が遅い場合は就職浪人を覚悟のうえで切り替えが大切です。
時期的には試験まで半年くらいは時間があったほうがいいです。
一朝一夕で対策できる内容ではありません。

就業形態にこだわるのをやめる。

正社員にこだわらず、契約社員やアルバイトから正社員を目指す方法もあります。
これは卒業前の12月や1月になってもまだ内定が決まっていない時などには、
この判断を下したほうが、将来的にも金銭的にも安心です。
中小企業での面接のときのように「大学院卒なのにアルバイトなんて…」と言ってくる人もいるでしょう。
しかし、そんなことを気にしてはいけません。
自分の人生です。自分がやりたいと思える、長く続けられる仕事であれば、
その勤務形態が何であっても関係ない、そのように腹を据えておくほうが、自分の為です。

 

高学歴の就活には不利になることが多いということをご紹介いたしました。
大学での就活がうまくいかないから大学院に進学すれば余裕が、
などという考えで進学してしまうと、このようなリスクもあります。
研究がしたいが、就活が不利になるからと進学をあきらめる必要もありません。
今の時代に決まった考えなどありません。
自分の進みたい道をしっかりと考えて進めば公開もありません。
視野を広く、周りの言葉に惑わされないで人生の選択を選んでください。

就活に行き詰まったら…。おススメしたい5つの方法

就職活動をしていると良い流れになるときもあれば悪い流れになるときもあるものです。
例えば、今までは書類審査が通っていたのに急に通らなくなったり、
どうしても個人面接が通過できないことが続く、など、
悪い流れが続いてしまうことも起こり得るのです。
そんな手も足も出ないようなつらい状況に陥ってしまったとき、
どうしたらいいのかおススメの方法5つをご紹介いたします。

冷静な自己分析をする。

箇条書きにする。

何が悪かったのか、どんなことが失敗につながったかを箇条書きにします。
例えば、志望動機が絞り切れていなかった、面接で緊張しすぎて冷静さを失った、などです。
また、うまくいっていたのに、なぜか悪い流れになってしまった、という場合もあると思います。
その場合も同じように書き出してみましょう。
書き出したうえで、改善点がわかるものは改善点を書き出します。
文字や文章にすることによって一つ一つが冷静に分析でき、次はうまくいくことが多いです。

誰かに相談する。

自分の状況を第三者の目線で冷静に分析してもらうことです。
周囲の就活をしている人であれば、共感を得ることにもなりますし、お互いに情報を交換することにもつながります。
大学などの就職課などからの情報も侮れません。
卒業生で自分が希望している会社に就職した人がいた場合などは、そういった情報は
その後の就職活動でとても役に立ちます。

しっかりとした休息をとる。

丸一日、睡眠をとる。

「疲れたら寝る」という基本に立ち返ってみましょう。
一日寝ると体がだるくなってしまうかもしれませんので、なるべく就活のことは考えずにぼーっとしましょう。
寝すぎるあまり、就活の夢を見てしまうなんてこともあるかもしれませんので、
調整しながら休みましょう。

読書をする。

できるだけフィクションで現実世界から離れた世界観の本を読みましょう。
漫画やネットで読めるものでも構いません。
別の世界に没頭することで就活のことを完全に忘れてしまいましょう。
自己啓発本や、同じ年頃の登場人物の出てくる本などを読むと、
つい、現実の就活にリンクして帰って焦ってしまうので、
ファンタジー小説などの今の自分とは全く違う世界の本をおススメします。

美味しいものを食べる。

甘いものを食べる。

甘いものを食べると脳から「幸せを感じる物質」が出ると言われています。
甘いものが苦手な方にはおススメできませんが、苦手でなければぜひお試しください。
ただし、食べすぎると、太ったり肌が荒れたりして面接での印象が悪くなるのでほどほどにしましょう。

自分の好きなものを食べる。

甘いものが苦手な人は好きなものを食べることでリラックスをしましょう。
コーヒーなどの嗜好品でも問題ありません。
食べるという行為で満足感を得て、一時的にでも嫌な気分を忘れましょう。
そのことで脳がリセットされて冷静になって次に進むことができます。

外出してリフレッシュをする。

公共交通機関を使った方法。

「当てのない旅」というと少しかっこいい(?)かもしれませんが、
特に行き先を決めずに遠くに出かけるのもおススメです。
例えば、電車の始発駅から終点の駅まで各駅停車に乗ってぼーっと景色を眺める、
あまり人が乗らないバスなどに当てもなく乗ってみる、など、今自分のいる環境から少し離れてみることが大切です。
一人で考える時間が多いので、ゆっくりと自分と向き合うことができるため、おススメです。

公園やレジャー施設などの広い場所へ行く。

広い公園や温泉やプールなどの広い場所で開放的な気分を味わいましょう。
就活では面接や勉強などで狭い場所にいることが多くなりがちです。
それと全く逆の環境に自分を置くことで、冷静さを取り戻します。
レジャー施設などには気の置けない友人と行くことで、緊張感のないコミュニケーションから元気を取り戻すことができるでしょう。

生活環境を一時的に変える。

旅行に行く。

就活を完全に忘れて、旅行を楽しんでください。
自分が楽しめる場所で、あまり行きそうにない場所を選ぶこともありです。
普段と全く違う環境を味わうことで、新しい自分が発見できる可能性があります。
その後の就活にも新しい道が開けるかもしれません。

ビジネスホテルに泊まる。

漫画家や小説家が行き詰まると、ホテルや旅館に缶詰めになるということを聞いたことがありませんか?
それと同じようにビジネスホテルやカプセルホテルなどに1日だけ宿泊するのも一つの方法です。
住環境を変えることで、気分が落ち着いて、また次の一歩を踏み出す力になってくれるはずです。

こうしてご紹介すると、就活から一時的に離れてみることが大切だとわかりますね。
就活に固執するあまりに、クモの糸に絡まったように動けなくなることがあるので、
例に挙げたように、一瞬就活から離れて心と体をリセットするのです。
就活で大切なのは一喜一憂しすぎず、適度に自分を甘やかしてあげることです。
そして、あくまで就活は働くためのスタート地点に立つということを忘れずに、
自分の未来のための、大切な時間にしてください。

こんな面接には気を付けろ!辞退したほうが良い企業面接

自分の希望する会社の一番初めの入り口は企業面接にあるといっても過言ではありません。
希望する会社の方とお話ができるのも就活の特権。
憧れの会社がどんな姿をしているのか垣間見ることができるのはうれしいですよね。
その垣間見た先に、とんでもない闇が隠れていた、なんてことがあったとき、あなたはどうしますか?
その違和感を見逃して入社、新入社員で大変なのに会社のせいでもっと大変な目に…!
なんてことを避けるためのポイントをピックアップします。

○○ハラスメントに気を付けて。

モラハラ(モラルハラスメント)が強い…?

やたらと「うちの会社はこうだから」「うちのやり方は違うから」と他の同企業の実名を挙げて
自社の特徴を挙げてくる場合は注意が必要です。
言い方もしっかりと聞いて判断したほうがいいです。
馬鹿にしたような言い方などであれば、その人のいる会社では
上にいる立場の人が、下の立場の人間を馬鹿にしている可能性があります。

それ、セクハラ(セクシャルハラスメント)では…?

女性に対して、「結婚したらどうするの?」「出産後も働くの?働けるの?」と
何度も聞かれる会社にも注意が必要です。
女性がよく聞かれる質問で、実際の状況になってみるとわからないこともありますので、
どのくらいこちらの「働きたい意志」が伝わるかは工夫が必要です。
しかし、それでも「どうせ女なんだから家庭に入って辞めるんだろ?」というニュアンスで聞かれることが
目立つようであれば、その会社は女性が働きにくい会社です。

男性であれば、「男は気が回らないからこの仕事は向かない」などと言われることもあります。
自分がその仕事をやりたいという意思をしっかりと伝えられればいいと思いますが、
仕事を始めてから、ただ男性であるからというだけで目の上のたん瘤扱いを受けることも考えられます。

見え隠れするパワハラ…?

面接中にやたら部下に対してきつい言葉で指示をしたりする場合も見逃さないようにしてください。
圧迫面接の為の演技かもしれませんが、ちょっとしたしぐさでわかるものです。
説明会での管理職クラスの方の態度などに注目するのも手です。
顎で部下を動かしたり、自分は時間があるのにペンを用意するなど簡単なことまで部下にさせたりなど、
細かいところを見つめると何か違和感があることもあります。

会社を見つめてみる。

やたらと長い就職試験。

面接や説明会が何度もあるようなときは注意が必要です。
必要があって就職試験が8次試験や9次試験まである企業もありますが、
基本的には多くても4次試験あたりで最終試験になることが多いです。
何度も就職試験に呼ばれるときは、受からせるつもりもなく、ただ今の学生の状況を見るためだけに呼ばれることが多いです。
その時間を使って他の企業の試験を受けたほうが、内定への近道になります。
早めの判断をおススメします。

会社の背景を見る。

教材などを扱う出版社に多く見られる傾向ですが、
営業支店を作るためにその年に新しく会社を設立する会社があります。
その会社がどこの会社の子会社になるのか、類似する新しい会社はないかを調べる必要があります。
会社の意向としては営業の人員を増やすためのようですが、離職率がとても高いのも事実です。
その会社の背景に何があるのか、企業研究の際に合わせて確認をしてほしい点です。

違和感を覚えた…そんな時は?

学校の就職課に情報あり。

就活は自力でする人も多いかもしれませんが、大学や学校の力を借りるのも大切です。
卒業生の情報や、自分が見落としていた企業の情報も就職課であればわかることもあります。
卒業生からの生の声なども情報として集積されているので、
よりリアルな情報を得ることも可能です。
ただし企業や状況によっては情報が少ないものもありますので注意が必要です。

ネット上に情報あり。

昨今の就活は、おそらくネットからの情報が主体になっている状況です。
情報量はどんな場所よりも多く、ほしい情報が得られる可能性が非常に高いです。
しかし、情報にも偏りがあったり、事実ではないものも含まれている可能性も否めません。
実際に自分の目で見たもの、会って感じたものが一番の情報になるでしょう。
その情報に会うための足掛かりに利用するには最適でしょう。

仲間や卒業生の言葉に情報あり。

卒業生で自分の希望する会社に勤めている方がいらっしゃるのであればぜひ会ってみましょう。
OB訪問などの会社に訪問する方法でもいいですが、
それよりはフランクに話して先輩から会社のいいところも悪いところも聞き出したほうがお得でしょう。

また、一緒に就活をしている仲間に、志望動機やどんなところを受けているかを話してみるのも良いでしょう。
自分にとって有益な情報で、かつ、今の自分と同じ立場の人からの意見が聞けるのは貴重です。

 

就職を希望している会社であるにもかかわらず、「辞退したほうがいいかどうか?」の判断は難しいものです。
今回挙げた例についても面接中であれば圧迫面接の演技かもしれません。
少しでも感じた違和感はおそらく間違いではありません。
その違和感が「辞退するに値するかどうか」しっかりと情報を集めたうえで判断を下してください。
その判断で就活をはじめ、自分の人生が進み始めるのです。